コスト高直撃、需給は悪化傾向
広告掲載・日経新聞朝刊 2026.09.15
● 過去6年半で年会費22%、名変料8%の値上がり
● 26年は115コースが年会費値上げを実施、発表が相次いだ25年の買い倍率は0.94と売りが優勢に
● 名変料引き上げも増加傾向で市場への影響懸念
● 相場の上昇も重なり、負担感は年々強まる一方
● コスト増に見合う会員サービス向上が求められる
物価高や人件費高騰はゴルフ場も例外ではありません。インフレが長期化する中、年会費や名変料を値上がりする動きが目立つようになりました。
桜ゴルフ総研が調べたところ、19年末から26年5月末までの約6年半で年会費は22%、名変料は8%上昇しました(25年末時点で名義書換を行っていた関東圏510コースが対象)。値上げするコース数の推移でも年会費、名変料とも21年以降、増加傾向が続いています(グラフ参照)。
こうした負担増は、会員権市場にも影響を及ぼしています。売りに対する買い倍率の推移を見ると、21~22年の1倍を大きく上回る買い先行状態から、低下が続き、25年は0.94倍と売り優勢に転じました(グラフ参照)。26年は過去最多の115コースが年会費の値上げを実施しましたが、その発表が25年に相次いだことが影響しました。
一方で、この間に会員権相場は1.4倍に上昇しています。相場上昇に加えて、諸費用の値上げが重なり、ゴルファーの経済的負担は重くなる一方です。コスト上昇分の一部を会員に求めること自体はやむを得ない面があります。ただ、その理解を得るには、価格改定に見合うコース整備や予約のしやすさなど、会員サービスの向上をあわせて示すことが、ゴルフ場には求められています。
