2024/05/07:広告掲載・日経新聞朝刊
上昇基調の5年もゴルフは依然低水準
広告掲載・日経新聞朝刊 2024.05.07
● コロナ禍のゴルフ人気を機に上昇トレンドたどる
● 株価・地価に比べて依然として評価は低水準
● ゴルフ会員権は19年の40を大底に57まで回復
● 相場の回復には、会員の権利保全や尚一層の
クラブの魅力作りが課題
2016~19年の底這いを経て、ゴルフ会員権相場の上昇基調が続いています。コロナ禍でのゴルフ人気の盛り上がりに伴って高まった会員志向を背景に20年後半から上昇に転じ、21年からはポジションが様変わりとなり今年3月末の指数は57(2000年末=100)まで回復しています。
上昇基調に転じたとはいえ、バブル期に同様に大きく買い上げられた株価や土地などの相場性商品に比べて依然として低水準にとどまっています。2000年を100とする指数では日経平均が293、公示地価が86となっているのに比べて評価不足の状態に置かれているのが明らかです。
2000年の民事再生法の施行を契機に膨らんだ会員制ゴルフ場の法的整理・再生が会員の多大な犠牲のもとで行われ、会員権の信頼感が損なわれるという負の遺産から脱却しきれていないのが影響しているものと思われます。評価のさらなる上昇に向けては、会員の利益保全や諸費用の軽減などによる会員魅力の尚一層の向上が望まれます。