買い注文人気は優良中堅・高額コースが主導
日経新聞掲載 2018.07.24
今年前半の会員権市場では、昨年に続き業績が好調な法人の活発な買いと根強い個人の買いが安定した相場推移を支えました。こうした購買動向は、当社が受けた買い注文のうち人気を集めた「買い注文トップ50(58銘柄)」に色濃く表われています。
トップ3は、80万円というリーズナブルな価格で募集中の「上野原」、御殿場など人気コースを擁する共通会員権の「太平洋」、都心から近い「立川国際」で、不変の人気を保っています。
これらを含むトップ10(11銘柄)では名門・準名門コースが64%にのぼります。これは一昨年まで長期にわたって会員権を処分していた法人が、経営環境の好転で接待用に名門コースなど幅広く優良コースを求めている表れです。経営トップの社交用・幹部の接待用なので中でも都心からアクセスの良いコースが選ばれています。この傾向はトップ10だけでなくトップ50(58銘柄)でも表れており半数超が名門・準名門コースです。
一方、安定した個人需要からサラリーマン層にも手が届く150万円未満(名変料等含む)にも多くの買い注文が入り家族・友人同士など複数での購入も目立っています。