23年は中堅コースが上位人気
広告掲載・日経新聞朝刊 2024.01.23
● 23年の買い注文は前年比やや減少も22・21年に次ぐ
● 150~300未満、300~500未満の中堅がトップ50の45%占める
● 高額コース中心の法人需要減少で、トップ50の平均入会
総額が583万円(22年654万円)に低下も、依然高水準
● リゾートコース人気継続、箱根・河口湖などがランクイン
● 1位:埼玉の名コース「高麗川」、2位:東京近接の山梨
「上野原」、3位:トーナメント開催の茨城「宍戸ヒルズ」
当社が23年に受けた買い注文数は前年に比べてやや減少しましたが、高水準だった21~22年に次ぐ規模になりました。注文全体では個人需要中心の150万円未満のお手頃コースが半数を占めますが、より多くの買い注文を集めたトップ50(53銘柄)を吟味すると異なる傾向がみえてきます。
上図は23年に当社が受けた買い注文ランキング(正会員)トップ50です。名変料等を含む総額で150~300万円未満の中堅コースが人気上位トップ50の45%、かつトップ10の50%を占めるなど、個人のホームコースのクラスアップ志向の定着をうかがわせています。
一方、500万円を超える高額コースはトップ50の36%(22年は45%)に止まりました。個人エグゼクティブ層の需要はあるものの、22年に大幅な増加をみせた法人需要が23年には反動で注文数が減少したことが影響しています。高額コースが減少したことで、23年のトップ50平均入会総額は583万円と、22年の654万円に比べて減少しました。
ただし、法人は依然として会員数の少なく予約が取りやすい『名門・高額コース志向』に変わりはありません。
また、リゾートコースについても箱根、河口湖、PGM沖縄がトップ50にランクインするなどエリアの広がりを伴って人気が続いているのが注目されます。
人気トップ3は購入しやすい価格帯のコースが占めました。第1位が埼玉の名コース「高麗川」、第2位が東京近接で常時トップクラスの人気を誇る山梨の「上野原」、第3位がプロトーナメントを開催する埼玉の「宍戸ヒルズ」でした。