続伸する12月相場
WEB掲載 2021.01.13
●12月の平均は0.7%値上がりし年初比+0.3%へ
●1000万円以上除く全ての価格帯に値上がりがみられた
●とくに500万円以上と150万円以上の伸びが牽引
●500万円以上:法人の名門コースの買いが具体的に動いた
150万円以上:個人の予算上乗せのクラスアップ需要が寄与
●個人の買い注文旺盛で12月は売り注文数の1.5倍
12月の関東圏平均相場は0.7%の値上がりと続伸しました。単月の値上がり幅としては11月と並んで20年最大でした。6月以降回復を続けてきた平均相場は、ここ2カ月の急伸により年初比プラスに転換して21年を迎えました。
12月の価格帯別騰落は、横ばいの1000万円以上を除く全ての価格帯で値上がりしました。とくに500万円以上と150万円以上が大きな伸びで相場の続伸をけん引し、次いで300万円以上と70万円未満も安定した伸びをみせました。
500万円~1000万円では入会条件を緩和した府中、大利根をはじめとする法人の名門コース需要が具体的に動き、150万円以上では鳩山・南総・富士小山をはじめとした、個人による予算を上乗せしたクラスアップ需要が寄与しました。
衰えをみせない活発な個人の買いや法人買いの復調が12月相場を支えましたが、中でも、お手頃コース中心ながら予算を上乗せしてしてでも良いものを買いたいという傾向が高まるなど、上位クラスのコースを求める個人の買い注文数は、売り注文の1.5倍にのぼりました。