スポーツ実施状況(スポーツ庁調査) ~ゴルフ実施率高水準
WEB掲載 2020.03.17
〇ウォーキング等含む全体の中で「コース」8位、「練習場」9位
競技スポーツではゴルフはトップクラス
〇19年度実施率は「コース」7.1%、「練習場」6.2%
〇前年度比微減も、高位をキープ
○「コース」の「初めて実施・久しぶり再開」比率は
19年度3.7%(前年度2.8%)と裾野広がる傾向
〇ゴルフの「TV・ネット観戦」は大幅に伸びる
ゴルフが根強い人気をみせています。18~79歳の男女を対象(回答2万件)にスポーツ庁が行った19年度の「スポーツの実施状況等に関する世論調査」によると、過去1年間の男女合計の実施率ではゴルフは「コースでのラウンド」が7.1%でスポーツ全体の8位、シミュレーションゴルフを含む「練習場」が6.2%で同9位にランクされました。上位はウォーキング、階段昇降やトレーニングが占め、競技スポーツではゴルフはトップクラスです。
実施率は「コース」「練習場」とも前年度に比べて微減に止まったものの16~17年度を大きく上回る状態で、高水準を維持しました。とくに男性の実施率の高さが際立っています。
一方、「初めて実施または久しぶりに再開した運動・スポーツ(初めて・再開比率)」の分野では、「コースでのラウンド」は全体の9位(前年度は10位)へとワンランク順位を上げました。年代別では男性が70・50・40・30歳代、女性が70・60・50・30・10歳代で前年度の比率を上回っており、男女の幅広い世代でゴルフ人気が高まっている様が窺われます。
また、過去1年間のスポーツの「TV・インターネット観戦」では男女合計で23.0%と前年度(19.1%)を大きく上回っています。海外メジャーを制した渋野日向子をはじめとする黄金世代の女子プロの活躍が寄与しているものと思われますが、今後、観戦から実践への流れを期待したいものです。
なお、コースでのラウンド実施率と人口推計から類推すると19年度のゴルフ人口は665万人(18年度695万人、17年度538万人、16年度615万人)とみる向きもあります。