10月相場全面安だが早くも底値買い
WEB掲載 2019.11.05
〇今年最大の落ち込みで月間▲0.7%、年初比▲1.0%
〇値下がりは高額からお手頃まで全価格帯に及ぶ
〇買い注文は月初こそ消費増税で減少も中旬以降回復
〇一部に「秋安、・年始高」の相場サイクル先取りの動きも
〇割安感ある名門への買い注文など法人も動き出す
10月の関東圏会員権相場は全面安の状態で推移しました。平均相場は▲0.7%で今年最大の下げ幅となり、年初比では▲1.0%となりました。値下がりは高額からお手頃まですべての価格帯に及び、300万円以上や150万円以上の中堅では1%を超えるマイナスとなりました。10月から消費税が8%から10%に引き上げられたことで買い手の様子見ムードが広がり、特に月初には高額銘柄で買いが細ったことが響きました。
しかしながら月の中盤からは買いが戻ってきました。ゴルフシーズンを迎えて会員権の購入意欲が高まり物色が活発化しています。また、例年のように繰り返される秋安・年始高という相場のサイクルを先取りする買いの動きもみられ始めました。購入の検討を続けていた法人が、割安感のある小金井、東京よみうり、桜ヶ丘、相模原、武蔵、大利根など地域を代表する名門へ買い注文を入れ始めたことも特筆されます。
足元は厳しい状況下にありますが、底値買いを積極的に検討する時期が来たといっていいのではないでしょうか。