反発の兆候みせる12月相場
WEB掲載 2019.01.15
◯秋以降の売り物件滞留で▲0.2%(年初比+1.7%)
○後半は買い増加で消化進み4週には0.4%の急反転
○4週は高額から低額価格帯まで幅広く上昇
○高額名門は品薄銘柄も、お手頃価格帯にも波及
○買い注文先行の状況で新年迎える
12月の関東圏平均相場は▲0.2%(11月▲0.4%)と2カ月連続で値下がりしましたが、年初比では1.7%の上昇を維持しました。最終の第4週に入り前週比0.4%の値上がりに転じ、平均相場の値上がりは11月2週以来、7週ぶりになります。
これは12月後半に入り春へ向けた買い注文が増加し、市場に滞留していた秋以降の法人の不要コースや個人の年会費負担回避の売りが消化されたための反転です。この反転は、高額からお手頃価格帯まで幅広く見られました。
売り物が消化されたため、高額名門では品薄状態となるコースが増え、お手頃価格帯にも波及しつつあります。このように買い注文先行の状況で、会員権市場は反発の兆しを見せて新年を迎えました。