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OISHIDA・GC(山形)青葉ゴルフの破綻で会員を救済

再生情報 2021/09/17

 「OISHIDA・GOLF・CLUB」(山形)は、在籍会員に同GCの会員権を発行するとともに、2021年から閉鎖の「ミヤヒル36GC」(宮城)と2016年閉鎖の「仙台ハイランドCC」(宮城)の会員に対して、OISHIDA・GCの会員資格を保証する証券を発行することを発表した。
 OISHIDA・GCは、元々は㈱青葉ゴルフが開発主体となり、会員募集を行なったゴルフ場だが、1996年に青葉ゴルフから離れていたとされている。2021年7月に青葉ゴルフが事業停止状態になったことから、同社が募集した会員の預託金返還が受けられない事態となっていた。
 「ミヤヒル36GC」は、青葉ゴルフの事業停止前より預託金返還の見通しが立たない上、ゴルフ場は別会社で運営が始まっており、会員のプレー権が喪失する危機となっていた。「仙台ハイランドCC」もゴルフ場閉鎖後に会員がミヤヒル36GCへ転籍しており、ミヤヒル36GCの閉鎖で転籍会員もプレー権を失う危機となっていた。
 こうした事態を憂慮し、OISHIDA・GCでは、2021年9月3日の理事会で、青葉ゴルフの会員権証券を持つ同GC所属会員約900名に会員資格保証書を手数料33,000円で発行することを決定。また、ミヤヒル36GCや仙台ハイランドCC会員にも200名限定で55,000円の手数料で会員資格保証書を発行し、プレー権の確保と資格譲渡ができるようにした。受付期限は2021年10月末迄としている。
 ちなみにOISHIDA・GCでは、現在正会員を21万円(預託金10万円+入会金11万円)で募集している。会員数は約1000名で、庄内GC(山形)、西仙台CC(宮城)、仙台空港CC(宮城)、太白CC(宮城)、矢吹GC(福島)が優待料金で利用できるとしている。