法人の旺盛な物色続く
日経新聞掲載 2018.02.20
●今年も法人の会員権の入会活発。
●法人は経営陣の社交用・接待用に会員権を保有。
●一級品から割安な名門にまで購入対象広がる。
●役員人事早まり3月期末に購入するケースも。
●法人の動きが会員権市場活況の鍵を握る。
今年も年初から法人の購入物色が活発です。最近では今年度中の3月期末までに購入決定を目指すケースが目立ちます。
法人は経営陣の社交用と得意先の接待用などを目的に会員権を保有します。このため都心からの近さ、伝統・格式、会員レベルの高さ、さらには予約の取りやすさや入会しやすさなどを考慮して購入コースを選びます。対象コースとしては、昨年に続いて小金井、戸塚、鷹之台、武蔵などの名門の一級品に加えて、長年の相場調整によって割安になった八王子、日高、袖ヶ浦など総額500万円前後の名門にまで広がっているのが特徴です。左表は法人のニーズを満たすクオリティの高い優良コースで、高い人気を得ています。
高額コースを主な対象とする法人の購入は全体相場に大きな影響を与えます。今後の会員権相場の行方を占う意味でも法人の動向から目が離せません。