相場一服状態だが買い活発化する5月市場
日経新聞掲載 2017.06.06
● 平均相場は▲0.3%で一服状態。年初比 では0.5%上昇。
● 5月は買い意欲旺盛で買いが先行。売りの3倍の週も。
● 好業績企業の買い注文動く。高額名門コースを物色。
● 全体では名門からお手頃コースまで人気銘柄多岐にわたる。
● 都心から近いコース、各価格帯の優良銘柄を選好。
5月の会員権市場は、平均相場が▲0.3%(4月+0.1%)と上昇一服状態となりました。価格帯別では高額の一角500万円以上が続落したほか、昨年12月以降の反発相場を引っ張ってきた中堅や低額価格帯のマイナスが目立ちました。
しかしながら、相場には反映されていませんでしたが、買い注文が活発化したのが5月市場の大きな特徴です。市場全体では買い注文が約6割を占め、売り注文が多かった4月とは逆転しました。当社が受けた買い注文も一時、売りの3倍に達するなど買いが殺到する状態でした。また、具体的な買い注文に至る前段階としての購入に向けた問い合わせや相談も旺盛でした。
法人、個人とも動きが活発で、5月の買い注文は総額1000万円超の各地域を代表する名門の一級品から100万円以下のお手頃コースまで幅広い銘柄に及んでいます。