倒産情報
2023/07/12
㈱東名小山カントリー倶楽部は、2023年7月6日に東京地裁に自己破産を申し立て、同日に破産手続開始決定を受けた。負債は債権者約1万9820名に対し約175億円3100万円(うち預託金が約167億円)。
同社は、1972年(昭和47年)11月にゴルフ場開設を目的に設立。会員権販売で得た資金をもとにゴルフ場の造成工事を進めたが、会員権の乱発や複数回にわたる役員交代などを背景に経営面は混乱し、ゴルフ場を開設するに至らなかった。このため、同社はゴルフ場施設の賃貸業に転換し、89年に別のゴルフ場運営会社によって「ギャツビイゴルフクラブ」がオープン。同社は賃貸収入を得ていた。
同社では公租公課の滞納処分を受け、資産売却を進めざるを得なかった影響で、2023年5月にはゴルフ場運営会社との賃貸契約が終了、収入を確保できる見込みが無くなったことで営業継続を断念、今回の措置となった。
「ギャツビイゴルフクラブ」は、ゴルフ場運営会社によって通常通り営業を行なっている。