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アコーディアG、MBKPによる公開買付で上場廃止へ

経営交代 2016/12/05

 ㈱MBKP Resortは、平成28年11月29日、㈱アコーディア・ゴルフの株式等を公開買い付け(TOB)により取得し、買収すると発表した。28年11月30日から29年1月18日まで、普通株式1株を1210円で買い付け、全株取得を目指す。アコーディアもこのTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募推奨。レノなど上位株主グループも賛同したという。また、アコーディアは上場廃止となる予定から、平成29年3月期の株主配当は行わないこと、株主優待制度の廃止も発表した。
 MBKPは独立系投資ファンドのMBKパートナーズ・グループの系列で、香港・ソウル・上海・東京に拠点を置くアジアに特化した企業投資グループ。韓国で数多くの大手企業の買収を手掛け話題となったり、日本での投資実績には弥生、TASAKI(田崎真珠)、USJ、コメダ等がある。公開資料によると、平成26年12月に大和証券から投資先として紹介され、27年5月よりアコーディア側と協議を行っていたという。
 MBKによるアコーディア買収費用は約7050万株の株式取得代約850億円と借入金約630億円含め約1500億円にのぼる見込み。TOB成立の買付予定額の下限は67%の約4700万株。買付終了後、MBKは取締役の過半数をアコーディアに派遣し、業務執行の現経営陣には継続して経営にあたってもらうとしている。