会員募集中コース
1都6県の関東地区と甲信越・静岡を含む関東圏では、共通会員権を含め100を超えるコースで会員の募集を行っています。ゴルフ情報誌を刊行する一季出版の調べによると、2022年9月中旬時点で判明した募集中のコースは115コースを数えます。
種別の内訳は正会員が107コース、平日会員(土曜可)が2コース、週日(土曜不可)が6コースです。このうち預託金制が30コース(正会員26、平日会員2、週日会員2)、預託金のないプレー権が85コース(正会員81、平日会員0、週日会員4)で、プレー権の募集が全体の74%を占め主流となっています。
中心となっている正会員の平均募集金額は預託金制が592万円(一季出版の調べでは21年が27コース・483万円)、プレー権が88万円(同85コース・57万円)で、いずれも今年の募集金額が上昇していますが、総じてプレー権のほうが購入しやすくなっています。
預託金制の募集では1000万円6コース、500~1000万円未満2コース、300~500万円未満5コース、100~300万円未満9コース、100万円未満4コースとなっています。一方、プレー権の募集では300万円以上4コース、200~300万円未満5コース、100~200万円未満10コース、50~100万円未満18コース、50万円未満48コースを数えます。また、地区別では茨城(27コース)が最も多く、次いで千葉(24コース)、栃木(19コース)となっています。
いずれの募集も会員の退会に伴う補充募集が中心で、募集金額が高いほど完売まで時間がかかっているようです。今後、歴史の古いコースでは平日・週日会員の募集が増えていきそうです。
コロナ禍で高まるゴルフ人気を映してスタートの予約が取りにくくなっているコースもあります。購入に当たっては運営姿勢や会員数、稼働状況及び予約の取りやすさなどに十分に注意する必要があります。