2024/12/10:WEB掲載
関東圏の109コースで会員権を募集中
WEB掲載 2024.12.10
● 正会員が102コース、全体の9割超を占める
● 預託金制は一部の高額銘柄(*)を除き平均255万円
プレー権は平均66万円、募集の7割占め近年の主流に
● 平均募集金額が前年同期より6%上昇、相場上昇に同調
● 豊富な価格帯で選択肢は広いが、会員数・経営姿勢など
注意点もあり、購入に当たっては専門家のアドバイスを
(*)法人専用や総額1000万円以上の高額募集コース

ゴルフ情報誌を刊行する一季出版の調査によると、関東圏(山梨、静岡、長野含む)の10月中旬時点で会員権を募集しているコースは109コースにのぼります。前年の同時期の115コースとほぼ同様の規模です。地区別では茨城県が26コースで最も多く、次いで千葉県23コース、栃木県21コースなどとなっています。
種別の内訳は正会員102コース、平・週日会員7コース(正・週の重複募集コースあり)で正会員が全体の9割超を占めています。
大多数を占める正会員で見ていくと、平均募集金額が預託金制では255万円(総額1000万円を超える一部高額コースを除く)です。これに対してプレー権は66万円で、プレー権の手頃さが目立ちます。また、預託金制が27コース(全体の27%)に対し、預託金が含まれないプレー権は74コース(同73%)を占めます。近年、プレー権の募集が主流となっています。
また、正会員全体の平均募集金額は217.0万円で、前年同時期の204.7万円を上回っています。関東圏平均相場の上昇に合わせるように、募集金額も上昇傾向をたどっています。
募集金額は幅広い価格帯にわたり、プレー権の求めやすさが際立つとはいえ、購入に際しては運営姿勢、会員数、稼働状況様々な条件を確認する必要があります。また、マーケットでの会員権売買と会員募集を並行して行っているコースも多く、どちらが優位か専門家のアドバイスを受けて間違いのない選択をしたいものです。