2024/07/30:WEB掲載
ゴルフ場企業の上位勢力が固定化
WEB掲載 2024.07.30
●アコーディアGと平和・PGMが不動のトップ2
●かつての専業大手等を傘下に収め急速に拡大
過去1年間もそれぞれ1コースを傘下に
●前年みられた老舗グループのコースの処分もなく、
保有コース数や上位陣の顔ぶれに大きな変動なし
●リソルGが+1コースで10位→9位にランクアップ
一方バンリュウGは2コース減で9位→11位にダウン
ゴルフ情報誌を刊行する一季出版の調べによると、ゴルフ企業グループの保有コース(国内既設コース)数ランキングは2000年と比べて様変わりしています。
今年4月1日時点の保有数ランキングではアコーディア・ゴルフと平和・PGMが不動のトップ2を形成しています。いずれも2000年の民事再生法の施行を契機に相次いで法的整理に進んだ専業大手を吸収して急速に拡大、ここ1年間でもそれぞれ1コースを加えています。とくに旧オリックスグループを加えたアコーディア・ゴルフは一貫してトップの座を保っています。
3位以下も保有コース数の増減はあるものの近年、上位勢力は概ね固定化されています。前年の調査では経営改革等の一環として西武グループが9コース減、東急グループが4コース減となりましたが、ここ1年は大きな動きはみられず順位にも大きな変動がありませんでした。
動きとしては、リソルグループが入間CC(埼玉)を傘下に収め、昨年に続きコース数を増やしランキングが10位から9位に上昇しました。一方、バンリューゴルフは2コース減で9位から11位に下がりました。
今後も経営改革などにより保有コース数の増減が発生する可能性もあり、注目していきたいところです。