2024/06/25:WEB掲載
目立つ上位クラスコースへのシフト
WEB掲載 2024.06.25
● コロナ前に比べて総額300万円超のウエイトが大幅増加
● 個人は150~300万円未満が減少し300~500万円未満が
大幅に増加、次いで1000万円以上も増加
● 法人はボリュームゾーンが1000万円以上にシフト、総額
300万円以上が全体の約2/3を占める
● 個人のクラスアップ志向、法人は名門回帰の動きが鮮明
特に都心から近く会員数の少ないコースが人気
買い注文の上位価格帯へのシフトが進んでいます。コロナ前の19年と23年のそれぞれ1年間に当社が受けた買い注文の価格帯別比率を比べると、総額300万円を超える価格帯のウエイトが大幅に増加しています。
個人では、23年に総額300万円超が全体の37%を占め、19年に比べて9.4ポイント増えています。300~500万円未満が+6.4ポイント、次いで1000万円以上が+4.3ポイントで、300~500万円未満へのシフトが目立ちます。下位の150~300万円が大きく減少した分が上記二つの価格帯に振り分けられた形になっています。
一方、法人は総額300万円超のウエイトが全体の約2/3を占め、19年に比べて8.9ポイントの増加となりました。価格帯別では1000万円以上が+7.1ポイントと大きく上昇しボリュームゾーンがシフトしています。次いで300~500万円未満も+3.2ポイントと、高額へのシフトが目立っています。
コロナ禍でのゴルフ人気で進むビジター予約の取りにくさを経験した個人ではお手頃コースが多いながら、より会員重視でクラブライフの充実した上位クラスの中堅優良コース志向、法人は名門回帰が鮮明ながらも予算を抑えた準名門~中堅優良コースが定着しているのが特徴です。特に、都心から近く会員数が少ないコースは人気が高く、品薄傾向が続いています。