コロナ禍の入会は正会員の比率が増大
WEB掲載 2023.11.28
● 19年以降、正会員の構成比率は男女計平均約71%
男性は73%、女性は56%
● 22~23年にかけて男女とも正会員の割合が上昇
特に女性の23年予測は67%と平均を大幅に上回る
● 男性・女性キャリア層は仕事の関係で正会員志向
● 女性は一般層中心に週日会員が平均約3割占める
21年は高坂CC・週日会員募集が女性に好評で貢献

コロナ禍のゴルフ人気を背景に会員制ゴルフ場の入会件数がスケールアップしていますが、会員権の種別でみると、正会員権の比率が高まっている統計が見て取れます。
上の図は、19~23年の過去5年間に当社の仲介でご入会頂いたお客様の数を、19年を100とした指数で表示したグラフです。また、各グラフは種別ごとの構成比率も表示しています。
男女を合計した入会数は、正会員権で約71%、平日会員権(土曜プレー可)14%、週日会員権(土曜プレー不可)15%という構成比率でした(23年は予測)。
上記の正会員比率を男女別に分けて見ると、男性は73%・女性は56%となりますが、22~23年の平均では男性76%・女性64%と上昇傾向となっています。特に女性の23年予測は67%ですから平均を11%も上回っており、急速に上昇している点が注目されます。仕事の関係もあって男性は総じて正会員比率は高いですが、近年では女性もキャリア層を中心に正会員権志向が高まっているようです。
また、女性は予算面で求めやすい“週日会員権”が5年平均で約3割を占め、人気を集めているのが特徴的です。特に、当社が21~22年にかけて専任募集を行った高坂CC・週日会員権の募集では女性の入会が目立ち、週日会員権のウエイト増大に貢献しました。