「避密」「家族」でラウンド数が増加
日経新聞掲載 2021.10.19
●約3割が密を避けて楽しめるスポーツとして評価
●パートナーは配偶者等が19年の調査に比べて増加
・・・友人や会社関係は減少
●閉塞感の中、コミュニケーション促進、
ストレスの解消等を求める
●ウィズコロナ時代でもゴルフ選好が定着へ
Tポイント・ジャパンの第3回『ゴルフに関するアンケート調査』(今年8月に実施したT会員へのWEB調査)で、コロナ禍におけるゴルファーの意識の一端が明らかになりました。
同調査によると、ラウンド数が増加した理由については、「密を避けて楽しめるスポーツだから」、「プレーフィが安くなったから」、「ゴルフ以外に体を動かす機会が少なくなったから」という回答が上位を占めました。『密を避ける』、『行動範囲の制限』など、新型コロナへの感染予防を意識したゴルファーの行動態様が現れているといえましょう。
ゴルフの相手については、「友人」、「会社の上司・部下・同僚」、「配偶者・カップル」が多いですが、第1回調査に比べると「友人」が1.9ポイント減少、「会社の上司・部下・同僚」が1.6ポイント減少しているのに対して「配偶者・カップル」は4.4ポイント増加しています。ソーシャルディスタンスの励行やリモートワークの増加によって、身近な家族などとゴルフを楽しむ動きが顕著になっているのが注目されます。
加えて、ゴルフをする理由にも、第1回調査に比べて「仕事などの付き合い」が大幅に減少する一方、「趣味」、「友人・知人とのコミュニケーション」、「健康維持・体力づくり」、「ストレス解消」が増加するなど、私的な要素が優先されています。
ラウンドが減少した理由については、「ゴルフに誘われる機会の減少」、「ゴルフに誘いにくくなった」、「コンペの企画が減少」という回答が多く、誰かを誘い集団やビジネスシーンでラウンドするゴルファーが少なくなった様子がうかがえます。
ただ、緊急事態宣言等の解除など行動制限の緩和に伴い、今後はコロナ禍でゴルフから遠のいていた足が戻ってくる可能性もありそうです。
安心して楽しめるスポーツという認識の浸透もあり、ウィズコロナの時代にあってもゴルフ選好が定着していくものとも思われます。