昨夏からゴルフ場入場者数が急速に増加
WEB掲載 2021.02.22
●昨年8~12月の合計は前年比6%の増加
●とくに8月は前年同月に比べて16%の伸び
●年間ではマイナスだが急速に盛り返す
●新型コロナ禍で3密を避け安心して楽しめる
屋外スポーツとしてゴルフ&会員権人気高まる
ゴルフ場入場者数が急回復しています。ゴルフ情報誌を刊行する一季出版の集計によると、20年判明分の全国ゴルフ場入場者数は約4562万人(神奈川・埼玉・千葉・群馬・新潟を除く41都道府県1171コースベース)で19年に比べて4%の減少でしたが、夏以降、急増しました。
下記のグラフは、19年と20年の月別来場者数を比較表示したものです。年間では緊急事態宣言に伴う4~6月の大きな減少が響きましたが、その後は回復へ向かい、8~12月の5カ月間では前年同期比6%増となりました。中でも8月は猛暑ながら前年同月に比べて16%の伸びをみせました。
8月以降にゴルフ場入場者数が増加したのは、3密をさけ安心して楽しめる屋外スポーツという認識が浸透し人気が高まったためです。ゴルフ場による徹底した施設内の感染防止対策に加え、スループレーや2サムプランなど密を避ける運営も奏功しました。
ゴルフ人気の高まりとともにビジター予約が取りにくくなったことで会員(メンバー)の価値が見直され、会員権の購入も急増しています。
ワクチン接種が始まったとはいえ閉塞感が拭いきれない“ウィズコロナ”の時代にあって、ゴルフは人々の心身の救世主の一つになっていきそうです。