個人のお手頃コースの選考が目立つ
WEB掲載 2020.06.30
○総額300万円までがトップ50(56銘柄)の63%を占める
150万円未満が18コース・占有率32.1%
150~300万円未満が17コース・占有率30.4%
○総額500万円超の高額は13コース・占有率23.2%に止まる
新型コロナ禍に伴う法人需要の鈍化が影響
○トップ3は①上野原(山梨)、②千葉(千葉)、③宍戸ヒルズ(茨城)
○高額では千葉のほか府中(東京)、横浜(神奈川)がトップ10入り
今年上期の買い注文のランキング上位は個人需要の市場を反映、当社が受けた買い注文数の上位トップ50(56銘柄)はお手頃及び中堅コースが全体の3分の2近くにのぼりました。ちなみに、名変料等を含む総額で150万円未満が18コース(占有率32.1%)、150~300万円未満が17コース(同30.1%で)、個人のお手頃及び中堅コース選好が如実に現れました。
一方、高額コースでは500~1000万円未満が8コース(同14.3%)、1000万円以上が5コース(同8.9%)で、接待に適した名門コースが多い高額価格帯は全体の23.2%でした。世界規模の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う法人需要の鈍化が響き、例年とは異なる現象となりました。
トップ3は第1位がリーズナブルな金額での募集が好評な上野原(山梨)、第2位が趣の異なる3コースが利用できる千葉(千葉)、第3位がプロトーナメントを開催するチャンピオンコースの宍戸ヒルズ(茨城)で、トップ10では注文数が伸びきれなかった高額コースの中でも千葉のほか府中(東京)と横浜(神奈川)がランクインしました。
今後は環境の改善による名門コースを中心とする法人需要の復調や20~30年にわたるゴルフ計画を見据えたリタイア層の優良コース需要の本格化も予想され、ランキングに異なった傾向が出てくる可能性がありそうです。