関東圏25%のゴルフ場が会員を募集中
WEB掲載 2019.10.23
〇正会員募集は132件(預託金34、株式2、プレー権96)
正会員中、預託金は26%、プレー権は73%占める
〇平均募集金額は預託金(*)211万円、株式217万円、
プレー権55万円*特殊高額(900万円以上)コース等を除く
〇地区別では茨城34、千葉31、栃木22、静岡16が上位
〇平日・週日では藤ヶ谷・高坂など優良コースが募集中
〇一部好調も募集長期化案件多く、慎重な検討を
ゴルフ情報誌を発行する一季出版の調査によると、今年の8月中旬現在、関東圏(1都10県、共通会員権除く)の会員制ゴルフ場の25%に当たる137コースが会員を募集中です。このうち正会員は132コースで、預託金制が34コース、株主が2コース、プレー権が96コースを数えます。
正会員中、預託金制は26%、プレー権は73%を占め、プレー権の募集が中心となっています。
平均募集金額は、900万円を超える特殊高額コースや譲渡不可等を除くと、預託金制が211万円、株主制が217万円、プレー権が55万円となっています。また平日及び週日会員では、藤ヶ谷、高坂など優良コースが募集中です。
預託金制では高額を除くと募集金額は概ね300~400万円程度と、100~200万円程度及び100万円以下に大別されますが、東京近接立地でリーズナブルな価格での募集が好評の山梨県の上野原(108万円)や、埼玉県の高坂(96万円)など一部を除くと募集が長期化している案件も少なくありません。一方、プレー権では募集金額が安く求めやすいという特徴がありますが、ビジターの受け入れが多いコースがあるほか、流通性に欠けることから処分を考えず長く利用することなどを念頭に購入する必要があります。
いずれにしても、周辺を含めた募集金額の評価や経営の健全性、会員の稼働状況、予約の取り易さなど多角的かつ慎重な検証が欠かせません。購入に際しては専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。