買い注文人気の中心は中堅コース
日経新聞掲載 2019.09.10
〇トップ50は150~300万円の中堅コースが最多
〇トップ10では法人需要の中堅上位、名門が65%占める
〇トップ3①りそな系の上野原(山梨)100万円の募集が好評
②鳩山(埼玉)完全株主で再生③森ビル系の宍戸ヒルズ
(茨城)チャンピオンコースで75万円とお手頃
〇注目は入会条件緩和した相模原(神奈川)と
名変料減額の葉山国際(神奈川)がトップ10入り
今年の会員権市場は、個人の旺盛な買いと法人の安定した買いを両輪に安定した推移をみせています。会員志向を強める個人需要ではエグゼクティブ層やリタイアを控えた方々の購入が目立ち、法人需要では名門回帰が鮮明化しているのが特徴です。
当社が今年上期に受けた買い注文もこうした動向が反映されています。左表の買い注文を多く集めた上位人気のトップ50(57銘柄)をみると、個人需要の150~300万円が全体の4分の1と最も多く、トップ10では法人需要の300~500万円の中堅上位と500万円超の名門が65%を占めています。
人気最上位のトップ3は、第1位:りそな系でリーズナブルな募集価格が好評の上野原(山梨)、第2位:完全株主会員制で再生の鳩山(埼玉)、第3位:森ビル系でプロトーナメントを開催するチャンピオンコースの宍戸ヒルズ(茨城)となりましたが、中でも鳩山の躍進が注目されます。
一方、入会条件の緩和を断行した相模原(神奈川)と名変料の減額キャンペーンを展開した葉山国際(神奈川)がトップ10にランクインしたことも特筆されます。「近さ」や「会員重視の運営」「充実したクラブライフ」に加えて、入会条件の緩和や入会諸費用の軽減が今後の大きな課題と言えそうです。