ゴルフ場入場者数が大幅に増加
日経新聞掲載 2019.08.27
〇今年上期は昨年同期比4.5%の増加
〇全国8地区すべてで昨年を上回る
〇1~2月の好天、少ない降雪等が大きく寄与
〇盛り上がるゴルフ人気。一昨年も上回る入場者数
〇渋野日向子“シブコ”フィーバーで裾野の拡大も
今年上半期(1~6月)の全国ゴルフ場の入場者数が大幅に増えました。ゴルフ情報誌を発行する一季出版の集計によると、判明した41都道府県1179コースで2214万人(前年同期2120万人)にのぼりました。前年同期に比べて4.5%の増加です。
雪害に泣き2.4%の減少となった昨年から一変、大幅な増加をみたのは特に1~2月に好天に恵まれ、雪の多い地域でも雪が少なかったためです。
全国8地区すべてで入場者数が前年を上回り、中でも九州(+6.1%)、関東(+4.7%:東京、栃木、山梨の1都2県の集計)、中部(+4.6%)が全国平均以上の上昇をみせ、また県別では福井、石川、富山、島根、佐賀が二桁の増加をみせ昨年の雪害から回復しました。
さらに一昨年の同期と比べても全国の入場者数は1.6%の増加となっており、ゴルフ人気の盛り上がりが感じられます。
今後は渋野日向子効果が期待されます。今年のAIG全英女子オープンで日本勢として42年ぶりのメジャー制覇を達成、湧き上がる“シブコフィーバー”によるゴルフ人気の一段の盛り上がりやゴルファーの裾野の拡大につながる起爆剤になりそうです。