ゴルフシーズン迎え相場復調の兆し
WEB掲載 2019.06.11
〇GW明けに入会相談が殺到
○4~5月は買い注文が売りの1.3倍と著増
○予算上積みしての中堅クラスへの注文目立つ
○平均相場も3月の一服から再上昇うかがう
3月▲0.3%、4月横ばい、5月+0.1%
〇5月はお手頃上位、中堅下位が支える
ゴルフシーズンを迎え会員権市場に活況が戻ってきました。とくに過去最長の10連休で天候にも恵まれたGW(ゴールデンウィーク)明けには例年を上回る入会相談が殺到しました。連休中にゴルフを楽しんだ方が多かったためか、「リタイア後に退職金で買いたい」「法人の登録コースを個人で買い直したい」「少し上のレベルに買い替えたい」等々相談内容は多様ですが、会員志向の高まりが窺われます。
売買注文の状況については買いが先行する状態に転じています。当社が受けた売買注文は2~3月の売買拮抗から様変わりし、4~5月は売り1に対する買いの倍率が合計で1.3倍に達しました。買い倍率は150万円以上300万円未満、300万円以上500万円未満の中堅価格帯で高く、予算を上積みして良質なコースを求める動きが目立つのが特徴です。
このため関東圏の会員権平均相場も3月の一服(▲0.3%)を経て4月横ばい、5月0.1%の値上がりと、復調の兆しを示しています。価格帯別ではお手頃上位(70万円以上150万円未満)と中堅下位(150万円以上300万円未満)が5月の相場復調を支えています。