注目される名門・優良コースの平日会員権
日経新聞掲載 2019.05.21
〇高額コース値上がりのなか割安感で見直し進む
〇名門・優良コースの過半数で土曜可の平日会員権
〇正会員に比べて概ね5割程度の水準で購入可
〇法人記名者が個人で買い直すケースも目立つ
〇交通至便で買い得感のある土曜可コースに人気
東京よみうり・桜ヶ丘・厚木国際・武蔵・日高
・袖ヶ浦等
法人の名門回帰などから高額コースの値上がりが進む中、土曜日が利用できる(以下、土曜可)平日会員権の注目度が高まっています。
名門や優良コースの大半が発行する土曜可の平日会員権は、市場では正会員権の50~60%の価格で取引が成立しています。平日会員権とはいえ会員層が良くクラブライフを享受でき、しかも名変料等を含めた入会総額が正会員権に比べて割安なため、リタイア層やリタイアを控えた企業幹部などエグゼクティブ層の間で人気を呼んでいます。
競技会志向でない限り総額で500万円程度までを購入予算の目安に、後輩を誘うこともできる土曜可の平日会員権を選ぶケースが目立ちます。これまで法人記名者として登録していたコースを個人で買い直すケースが少なくありませんし、300~500万円程度の予算で仲間同士で入会するケースもみられます。
名門の正会員権は総額1000万円を超えるコースが多いのに対し、名門や優良コースの土曜可の平日会員権は正会員権の概ね半額で購入できます。中でも半額ないし半額以下で購入でき、都心から近く電車利用の便が良い東京よみうり、桜ヶ丘、厚木国際、武蔵、日高、袖ヶ浦などに人気が集まっています。