4月は大幅買い先行で相場立ち直りの兆候
WEB掲載 2019.05.07
○4月平均相場は3月の一時的落ち込み食い止め横這い
〇売買注文は売り1に対して買い1.36倍で今年最高水準
〇法人は名門等の見直し買い、個人はシーズンインで
買い先行
〇名門では入会条件緩和の相模原、お手頃ではランク
上位に人気
〇1000万円以上と70万円以上が相場を下支え
4月の関東圏会員権の平均相場は3月の一時的な落ち込み(前月比△0.3%)を食い止め、横這いで推移しました。
4月の売買注文は法人、個人ともに買いが売りを上回り、全体では売り1に対して買いが1.36倍になりました。1月の1.22倍を上回り(2~3月は売買拮抗)、今年最高の水準に達しました。法人は不要コースの処分を名門コースなどの見直し買いが上回り、個人はゴルフシーズンを迎えて購入が活発化した表れで、今後の会員権相場再上昇の気配が感じられます。
法人では入会条件を緩和した入会総額1560万円の相模原GCの購入が目立ち(月間21%の値上がり)、個人ではお手頃価格帯でもワンランク上のコース選好が目立ちました。
このため高額の一角500万円以上、中堅の150万円以上、お手頃の70万円未満のマイナスを1000万円以上、70万円以上の値上がりがカバーしました。