法人の名門回帰すすむ
日経新聞掲載 2019.04.23
~法人の会員権購入の現状~
〇大手企業の法人会員権購入が活発
〇会員層がよく歴史のある接待に適した名門コースを
求める
〇“都心から近い”“会員が少ない”“予約が取りやすい”
が条件
○“法人の一口入会”“法人内名変料に恩典”“入会制限少ない”
を選ぶ
〇企業トップに人気があり財界メンバーが勧める
小金井CC、入会条件の緩和で注目集める相模原GCの
入会目立つ
大手企業の保有会員権の見直しが進み、利用していない会員権を処分すると同時に名門コースを盛んに求めています。好業績を背景に、これまで多くの企業で1000万円程度に抑えられていた購入予算にも変化がみられ、昨年あたりからは伝統と格式を備えた名門の一級品も対象になるなど名門回帰の様相がより明瞭になっています。
企業では主に、得意先の接待用に法人会員権を購入します。 “都心から近い”“会員が少ない”“予約が取りやすい”ことを条件に、“法人の一口入会”“法人内名変の恩典”“入会制限が少ない”などを加味してコースを選別します。
こうした条件の多くを満たし企業の求めに応えているのが立地条件に恵まれ会員層が良く歴史のある名門コースです。最近では企業トップに人気があり財界メンバーの誘いが多い小金井CCや、入会条件を緩和(一口の購入、紹介者一名など)した相模原GCの人気が高まり品薄になっています。
名門コースは概して入会条件に高いハードルを設けていますが、相模原GCの英断を契機に名門コースにも入会条件緩和の動きが波及していくものと思われます。