コースラウンド、練習場とも大幅増
日経新聞掲載 2019.03.19
〇30年度スポーツ実施率あらゆる種目、世代で増加。
60・70代突出
〇ウォーキング含むスポーツ全体でコースラウンド
8位、練習場9位
〇コースラウンドの実施率7.4%と29年度比
1.5ポイント増、28年度も上回る
〇練習場等の実施率6.3%で29年度比1.2ポイント増、
28年度も上回る
〇女性微減だが、男性の伸び顕著
〇推計ではゴルフ人口は3割近い伸びの可能性も
ゴルフの実施率が大幅に増加しています。
インターネットを介して18~79歳の男女を対象(2万件)にスポーツ庁が行った平成30年度の「スポーツの実施状況等に関する世論調査」によると、運動・スポーツ熱が高まり実施率はあらゆる種目・年代で上昇しましたが、とくに67代と70代の増加が突出しています。
ゴルフに目を転じると、過去1年間の実施率はスポーツ全体の中で「コースでのラウンド」8位、「練習場等」が9位にランクされています。ちなみに1位「ウォーキング」、2位「階段昇降」、3位「トレーニング」、4位「体操」、5位「ランニング」、6位「自転車・サイクリング」、7位「エアロビクス・ヨガ」など比較的手軽なものが名を連ねており、本格的なスポーツとしてはゴルフが最上位の一つと言えます。
男女全体のゴルフの実施率はコースでのラウンドが7.4%、練習場等が6.3%で、落ち込みをみた29年度からそれぞれ1.5ポイント、1.2ポイント回復するとともに、28年度をも上回る水準に高まっています。
この実施率と人口推計から類推すると、30年度のゴルフ人口を前年度比約3割増の695万人(前年度538万人)と推測する向きもあります。昨年刊行された「レジャー白書2018」でも29年のゴルフ(コースでのラウンド)参加人口を670万人(前年550万人)とするなど顕著な増加となっており、ゴルフ人気の健在ぶりが如実に窺えます。