高原状態維持する9月相場
日経新聞掲載 2018.10.16
◯今年は夏枯れ、秋安を覆して9月も高原状態維持
○9月は横ばい、年初比では2.3%の値上がり
○注文バランスは買いが54%と過半数を超える
○法人高額需要と根強い個人お手頃需要が相場支える
○10月に入ると企業では保有コースの見直し処分進む
○今年も11~12月が入会のチャンス
会員権相場は夏場に弱含み秋に値下がりに転じる傾向がありますが、今年は7~8月が続伸し9月が横ばいで高原状態を保ち、年初比2.3%の値上がりを維持しています。
当社が受けた注文状況は、買いが細る時期にもかかわらず9月は買い注文が54%と過半数を超えています。好調な企業業績や株価の上昇の中で、法人や個人の活発な買い姿勢が続いているためです。
9月の名変料等を除く価格帯別の騰落状況は(下表参照)、法人の名門・準名門コースへの需要が強く1000万円以上と300万円以上が上昇、特に300万円以上は月間1.6%と高い伸びを示し相場全体を牽引しています。また個人需要も根強く70万円以上がプラスとなっています。
上伸基調が続く会員権相場ですが、10月に入ると法人では保有会員権の見直しに伴う処分が進み、個人も年会費負担等から利用していないコースの処分が検討される時期です。10~11月は売り物が増え相場は調整局面に入ることも考えられますが例年、年末から年初にかけて相場は反発に転じるだけに、11~12月はお手頃な価格で入会できる絶好のチャンスと言えるでしょう。