相場見直しは近郊から始まり栃木回復目立つ
日経新聞掲載 2018.09.04
○近郊の1都2県が平均を上回る値上がり
・東京、神奈川が5%台、千葉も3%台の上昇
・法人、エグゼクティブ層の買いが牽引
◯遠方でも栃木が7%の上昇で目立つ
・日光はじめ優良コースに見直しの動き
○近郊でも埼玉は入会条件厳しいコース多く伸び悩み
○茨城は一部コースの年会費徴収等で相場に打撃
今年の会員権相場は上昇を続け、関東圏平均相場は8月末時点では年初に比べて1.8%の値上がりとなっています。今年1~8月の地区別の相場推移をみると、総じて都心近郊エリアに多くの値上がりコースがあります。
名門や準名門が集まる都心近郊エリアでは、法人・エグゼクティブ層の旺盛な需要を背景に東京・神奈川が5%台、千葉が3%台で平均を上回る上昇を見せました。
一方遠方でも伝統的なリゾートコースの日光や株主会員制の宇都宮等が見直された栃木の値上がりが7%と目立ちます。
都心近郊エリアでも埼玉は入会条件の厳しいコースが多いことで伸びを欠き、茨城は年会費徴収を契機に大幅に値下りしたコースがあり相場に打撃を与えました。