関東圏全体の約20%(104コース)が値上がり
WEB掲載 2018.08.28
〇67%(364コース)が横這い、14%(79コース)が値下がり
〇1000万円以上、500万円以上は約半数が値上がり
〇高額コースは、法人、エグゼクティブ層の需要集める
〇個人中心の150万円未満は、値上総数では全体の6割
〇見直された日光はじめ、遠距離コースも値上がりの兆し
〇景気好況下では2/3を占める横這いは値上がり予備軍
今年の会員権相場は、法人の活発な買いや個人の根強い買いを支えに値上がり基調をたどっています。例年、相場が一服する7~8月の夏場も安定した推移をみせています。
左表は今年の1~7月間の名変料等を含む価格帯別にみた騰落状況です。
関東圏全体の19%(104コース)が値上がり、67%(364コース)が横ばい、14%(79コース)が値下がりとなっています。特に1000万円以上、500万円以上では、約半数のコースが値上がりしているのが特徴です。
高額コースでは、法人、エグゼクティブ層の旺盛な需要を集めました。値上がり率の高いコースには、我孫子、桜ヶ丘、東京よみうり、八王子など、都心から近いアクセスの良い名門コースが目立ちました。個人需要が中心の150万円未満は、値上がりコースの割合こそ上位価格帯には及びませんが、総数では値上がりコース全体の6割を占めました。その他、大きく見直された日光はじめ、遠距離のコースにも値上がりの兆しが見え始めています。
景気好況下では、3分の2を占める横ばいコースが、再評価などにより値上がり予備軍になることが予測されます。