7月相場も続伸
日経新聞掲載 2018.08.07
●例年7月は中だるみも、今年は0.1%の値上がり
●平均相場の年初比上昇率1.8%に伸びる
●高額の300万円以上、500万円以上が牽引
●総会明け後の法人、エグゼクティブ層に加え
個人のお手頃コースの物色も活発
●夏期休暇中のプレーで、会員権に関心高まる
7月の関東圏平均相場は0.1%の値上がりとなりました。微幅ながら続伸し、年初比の上昇率を1.8%にまで伸ばしました。例年、中だるみをみせる夏相場ですが、7月は堅調な推移をたどったといっていいでしょう。
当社が受けた売買注文は買いが先行(買いが売りの1.2倍)する状態で、引き続き安定した買い需要に支えられました。
6月の株主総会を終えた法人の買いが具体化したほか、企業幹部などエグゼクティブ層の買いにより500万円以上、300万円以上の価格帯が値上がりし、中でも300万円以上が1.1%という高い伸びをみせたのが大きな特徴です。この300万円以上の価格帯は年初比で10.0%の値上がりで、全体相場が続伸基調をたどる原動力となっています。また堅実な一般個人のお手頃価格コース需要で70万円未満の価格帯も好調でした。
一方、150万円、70万円以上の価格帯は一定の買いはあるものの、年会費負担等から高齢者の売りが目立ち買いを上回り値下がりました。
夏季休暇中に多くの方がプレーを楽しまれ、予約が取りやすいメンバーの価値が見直されています。この会員権への関心の高まりが今後の相場を盛り上げて行くものと思われます。