上位固定化傾向も変動含みのゴルフ企業勢力図
WEB掲載 2018.06.19
●平和・PGMが4年連続で第1位を占める。
●アコーディアグループが2~3位で続く。
● 2000年に比べ勢力図一変 専業大手経営破たん目立つ老舗では西武、東急のみトップ10に留まる。
●昨年8位のアイランドゴルフは外資に売却等で完全撤退。
ゴルフ企業グループの国内既設コースの保有数が明らかになりました。ゴルフ情報の一季出版の調べによると、今年の4月1日時点では平和・PGMが5コース増の137コースとなり4年連続で1位になりました。2位がアセットライト施策によってアコーディアグループから分離したアコーディア・ゴルフ・アセット、そして3位にアコーディア本体がランクされました。4位以下はオリックス、西武、市川ゴルフ興業、東急をはじめ国内勢が続きます。
経営破たんした専業大手が上位を占めていた2000年に比べると、かろうじて老舗の西武、東急がトップ10に入っているのみで、勢力図がガラリと様変わりしています。近年は遊技や金融、新興不動産、アジアファンドなどの進出が目立ちます。
近年は上位勢力が固定化する傾向をみせるなか、昨年8位だったGIグループは傘下のアイランドゴルフが保有するコース大半を外資系等に売却しその後アイランドゴルフ自体を売却ゴルフ場経営から姿を消しました。今後、ゴルフ場の経営環境次第では変動が生じる可能性を示しているといえましょう。