相場は4年ぶりに反転
日経新聞掲載 2018.01.10
昨年の市場は株高や好業績を背景に法人の買いが戻り、リタイア層をはじめとする個人の根強い買いも加わり平均相場は4年ぶりに約1%のプラスとなりました。価格帯別では名門や中堅コースが多い300~500万円未満と、名門の一級品が揃う1000万円以上が牽引しました。中でも法人の名門回帰を映して関東を代表する小金井CCに買いが集まったことが注目されます。
また中堅の富士小山GC(静岡)が取り組んだ入会諸費用の半額キャンペーンは、入会者・来場者の増加そして会員権相場の値上がりを招き活性化策が話題を呼びました。ゴルフ場・会員双方にメリットのある入会諸費用の軽減が中堅・名門コースに浸透することが期待されます。
市場では高齢者や遠距離コースの売りが続くものの景気回復基調の中、法人や手堅い個人の需要に支えられて、今年は明るい市場が展開されていくでしょう。