会員募集中コース
ゴルフ情報誌を刊行する一季出版の調べによると、1都6県の関東地区と甲信越、静岡を含めた関東圏で2023年9月中旬時点での募集中のコースは116コースにのぼります。
種別の内訳は、正・平・週の重複募集コースを含めると、正会員110コース、平日会員6コース、週日会員3コースで、正会員が全体の92%と大多数を占めています。また、預託金制が32コース、プレー権が87コースと、プレー権の募集が全体の約73%を占めています。
種別の中心となっている正会員では、預託金制が27コース、プレー権が83コースとなっています。預託金制では一部に総額1000万円を超える高額募集コースもありますが、それらを除いた募集平均額は約111万円です。その内、預託金制の平均が267万円、プレー権は73万円と平均価格に大きな差があります。プレー権は預託金が含まれず、求めやすい価格に設定しているコースが多く、近年の主流となっています。
地区別では茨城が30コースで最も多く、次いで千葉(24コース)、栃木(22コース)となっています。
募集コースは歴史と伝統を備えた名門コースのほか中堅優良コース、カジュアルコースなど様々ですが、運営姿勢や会員数、稼働状況などの要素は購入検討する上で欠かせない情報です。また、募集を行っているコースのほとんどは市場で売買することができますが、有期会員(期間限定会員)や第三者への譲渡の可否など、コースによって様々な種類・条件があり、注意が必要です。
預託金制の場合、将来退会を検討する際に、市場で売却する以外に預託金の返還を受けて退会するという選択肢がある点でプレー権より有利といえます。
購入に当たっては、専門家のアドバイスを受けて間違いのない最良の選択をしたいものです。