18年相場順調に滑り出す
日経新聞掲載 2018.02.06
●買い注文が殺到する活況の中でスタート。
●幅広い価格帯に買いが入り1月は1.1%の値上がり。
●業績好調な法人が引き続き名門・準名門を物色。
●個人もエグゼクティブ・リタイア層中心に入会相談増える。
●法人個人とも不要コースの処分はあるが今年は良好な環境を支えに安定した上昇相場が予想される。
今年は年明け早々から注文が殺到し、買いが先行する活況な市場となりました。1月の注文数は買いが売りの15%増しという状態で旺盛な入会意欲が感じられます。
名門の一級品が買い人気を集めた昨年に続き、この1月は多摩、東京よみうり、磯子、平塚富士見、厚木国際、レイクウッド、千葉、袖ヶ浦(共)などをはじめとする名門、準名門、中堅などに幅広い買い注文が入りました。
このため1月第3週には高額からお手頃価格まですべての価格帯で値上がりし、以降も続伸しました。この結果、1月の平均相場は1.1%の上昇となりました。
今後は、法人の買い替え需要から不要コースの処分や個人の年会費の負担による処分など売り物件が出ることが考えられます。しかしながら今年も良好な景気環境を背景に法人個人の積極的な買いに支えられて安定した上昇相場が展開されることでしょう。
18年は銘柄選別の二極化を鮮明にしつつも、順調に滑り出したと言ってよいでしょう。