下振れ続く11月相場だが底入れ迫る
WEB掲載 2017.12.12
●一定の買いはあるが年会費徴収等控え売物が増加。
●複数保有者、高齢者、買い替え検討の法人が処分。
●平均相場は▲0.2%と下振れも年初比では+0.9%維持。
●割安銘柄が市場に横溢。一部買い始まる。
●相場の底入れ間近で購入の好機が到来。
11月の会員権市場では売りが増加しました。オフシーズンを迎えることや来年度の年会費の徴収期などを控え、複数所有者や高齢者が処分する動きが目立ちました。また、見直し買いを見据えた法人の処分もみられました。当社が受けた売買注文も、安定した買いはあるものの売りが先行する状態で推移しております。
この結果、1000万円以上の高額価格帯が一部の銘柄の牽引で値上がりした反面、150万円以下の低額価格帯の落ち込みにより、月間の平均相場は0.2%の値下がりとなりました。10月(▲0.2%)に次いで相場は下振れを余儀なくされました。
会員権市場では例年、11~12月に売りが一巡するとともに相場が底入れし、反転する傾向があります。2カ月連続の値下がりにより割安になった多くの良質銘柄が市場に溢れている現在、購入の好機が到来しているといっていいでしょう。