法人需要が活発化
日経新聞掲載 2017.12.05
●好業績を背景に法人の積極的な購入が増える。
●名門・準名門を物色。特に小金井の入会目立つ。
●保有目的は経営トップの社交用及び得意先の接待用。
●歴史や伝統を備えた会員層の良いコースが選ばれる。
●都心から近く予約の取りやすさが選ばれる主要因。
●市場の活況は法人需要。名変諸費用の改善が鍵握る。
法人は今年、好調な業績などを背景に、大幅に割安になった名門や準名門コースを積極的に購入しました。夏場は一服状態でしたが、下期に入って再び購入の検討が広がっています。とくに大手法人では保有コースの見直しで小金井に高い関心が寄せられました。
法人が会員権を保有する目的は、経営トップの社交用や得意先の接待用が中心です。このため都心から近いことを大前提に、会員層のレベルが高く伝統や格式を備えた名門、それに準じるクラスのコースが対象となります。また、予約の取りやすさや入会しやすさも重要な要素です。価格帯では総額で1000万円を超える名門の一級品や500~1000万円未満の優良コースがほとんどで、一部、それ以下のコースも対象になっています。
法人需要は会員権市場のマーケットリーダーで求めるコースが高額のため相場への影響度が高く、今後は名変諸費用の改善が市場動向の鍵を握ると言っても過言ではありません。