やや弱含むも高原状態続く10月相場
WEB掲載 2017.11.14
● 注文が減少しているが買いが先行。
● 月間では▲0.2%。年初比では+1.1%と高原状態保つ。
● 70万円以下の低額会員権の下振れ目立つ。
● サラリーマン層の求める70~150万円が上伸。
● エグゼクティブが求める300~500万円も堅調。
● 年会費の徴収時期迎え売物増、購入好機。
10月の会員権市場では注文量がやや減少したものの、相場は買いが先行する安定した推移をたどりました。10月の平均相場は低額価格帯が下振れしたことで▲0・2%となりましたが、年初比1・1%の値上がりを確保しています。
価格帯別では、一般サラリーマン層の購入予算に当たる70~150万円が活発な取引で上
伸し、エグゼクティブ層が求める300~500万円も堅調でした。反面、全コースの約8割を占める70万円未満は、売り物があふれ換金できないコースが目立ち2.1%の値下がりを余儀なくされ全体の足を引っ張りました。
11月以降は年会費の徴収期を迎えるため不要コースの売りが加速する懸念がありますが、選別の2極化を伴いながらも一定量の買いに支えられて、相場は安定した推移をたどるものと思われます。