年初来のピーク水準に達した7~9月相場
WEB掲載 2017.10.10
● 7月は全面高、8月1週は年初来のピークに。
● 法人買いなどが高額価格帯を押し上げ。
● 8~9月は横這いを保ち高原状態で推移。
● 個人の根強い買いが低位価格帯を支える。
● 上昇一服で人気銘柄や出遅れ銘柄の買い誘発も。
会員権相場は7~9月に年初来の高値水準に達しました。今年の会員権市場では、これまで大量処分に回っていた法人が割安になった名門や準名門コースの購入を活発化させました。また個人の根強い買いが低位価格帯の底上げにつながり、相場は年初から上昇しました。
平均相場は1~3月にプラスとなり4~6月は決算期を迎えた法人買いの一服でマイナスとなりましたが、株主総会を終えた7~8月初旬には法人買いの再開などで高額価格帯が押し上げられ年初来のピークに達しました。その後は法人需要がやや鈍り売りが現われてきたことから横這いとなっていますが、上昇後の高原状態を維持し底堅さを証明しています。
上昇が一服したことで厳しい選別に耐える人気銘柄や出遅れ銘柄の買いが誘発され、相場は安定した推移をたどるものと予想されます。