113コース(21%)が値上り
日経新聞掲載 2017.09.19
● 法人及びエグゼクティブ層、名門中堅を物色。
● 根強いお手頃コース相場支える。
● 名変諸費用値下げ条件緩和コースも人気集める。
● 横這い344コース(64%)は値上り予備軍。
今年の会員権相場は年初から上昇傾向をたどり、途中、一服する局面もありましたが、1~8月間の平均は1.4%の値上がりとなっています。関東圏538コースの騰落の内訳は値上がりが113コースで全体の21.0%を占め、横這いが344コースで63.9%、値下がりが81コースで15.1%となっています。左表は値上がり率別の主なコースです。
今年は昨年まで処分に回っていた法人が好業績を背景に名門コースを中心に買い直しを積極化させ、個人のエグゼクティブ層も主に準名門コースを求めています。このため、高額コースの値上がりが目立っているのが大きな特徴です。また、近年名変料など入会諸費用を値下げした立川国際、東松山、富士小山が値上がりするなど、入会しやすい中堅優良コースが人気化しているのも注目されます。例年、相場が一服する夏場も強い状態を保っており、横這いに止まっているコースを含めて上昇の余地があるといえそうです。