動き出した法人需要
日経新聞掲載 2017.07.25
● 今年は名門・準名門を求める法人需要が活発。
● 予算は法人500~700万円、個人150万円以内が中心。
● 予算を上積みして内容の良いコースを買う風潮。
● トップ10では500万円超が64%占める。
● 1位:上野原(山梨)、2位:多摩(東京)、3位:高坂(埼玉)。
今年の会員権市場は、割安感を背景に活発な買いがみられました。これまで大量処分をしていた法人が今年に入ると買いにまわり名門・準名門を積極的に購入していることが目立ちました。3月以降、一服状態もありましたが、5月の連休が明けると、リタイア層など個人による中堅及び低額コースの問い合わせが殺到しました。売り1に対し買いが3倍の週もみられました。下表は今年上期の注文トップ50(54銘柄)です。特に法人需要が多かったこともありトップ50では500万円を超える価格帯のコースが64%を占めました。今年のトップ3には1位上野原(山梨)2位多摩(東京)3位高坂(埼玉)が選ばれています。上野原は80万円のお手頃な補充募集が人気です。多摩は都心から50分と近く会員層も良く、クラブライフが好評です。高坂は住友・鹿島の堅実経営。明るいクラブハウス、丁寧な運営が評価され注文に繋がりました。