天候が響いた28年度のゴルフ場利用状況
WEB掲載 2017.07.18
● 大雪など自然災害が響き延べ利用者数は2年ぶりに減少。
● 東京をはじめ8都県ではプラスを確保。
● 廃業、メガソーラー転用等でゴルフ場は減少傾向。
● 1施設当たり利用者数は横ばいをキープ。
● 今年から団塊の世代、70代に入る非課税利用者の動向に注目。
平成28年度(平成28年4月~29年3月)のゴルフ場利用は大雪など自然災害の影響を大きく受けました。一般社団法人・日本ゴルフ場経営者経営者協会(NKG)が先ごろ発表した速報では、同年度の全国ゴルフ場の延べ利用者数は8630万9942人で前年度比1.9%の減少となりました。東日本大震災後の24年度以降概ね増加傾向をたどってきましたが、2年ぶりのマイナスとなります。ただし、廃業やメガソーラー事業への転用などでゴルフ場が減少していることもあり、1施設当たりの利用者数は0.6%減でほぼ横這いを保ちました。
地区別では39道府県で減少しましたが、東京など8都県ではプラスになっています。一方、主に70歳以上のゴルフ場利用税の非課税者数は伸び率こそ下がりましたが、1.0%増と増加傾向を維持しました。ゴルフ大衆化の申し子ともいえる団塊の世代が今年から70歳を迎えます。今後の非課税者の動向に注目が集まります。