今年1~3月は約1%の上昇
日経新聞掲載 2017.04.04
今年の会員権市場は買いが盛り上がる明るいムードでスタートしました。3月は決算期を迎えた法人の動きが鈍って中堅や高額価格帯でマイナスが目立ち足踏み状態となりましたが、1~3月期の平均相場は約1%の値上がりとなりました。
2月までは法人による小金井、戸塚、相模原、武蔵などの名門や、接待用として割安になった府中、厚木国際、千葉、大利根をはじめとする準名門の高額コース及び優良中堅コースの買いが活発でした。また、個人では高齢者の相続対策などの売りはみられましたが、お手頃価格帯コースの根強い買いが低額価格帯の堅調な相場推移を支えました。
今後の展開は予断を許しませんが、決算を終えた法人の再始動やゴルフシーズンインに触発された個人の買いが市場を牽引していくものと思われます。次の4~6月期の動向が相場の行方を占うといってもいいでしょう。