「年末安」捉えた買い注文増える
日経新聞掲載 2016.12.06
当社では10月以降、週によっては買い注文が売りを上回るケースが目立ってきました。相場全体では下げが続き一段と割安な状態にありますが、こうした中で、例年みられる会員権相場の年末安という習性を捉えた買いが動き出しているのでしょう。
総じて言えるのは、名門・準名門・中堅上位の500万円以上、300万円以上の堅実な銘柄が選ばれており、300万円未満のお手頃価格帯でも良質なコースに買いが向かっていることです。特徴としては、「都心に近く」「経営母体が安心」「クラブライフが充実」している会員権に人気が集まっています。ただし、一部のものを除いては入会条件が厳しすぎるものや入会費用が高すぎるコースは敬遠されています。こうした買いの動きが全体相場を引き上げるまでには至っておりませんが、いよいよ反発に向けた相場の転換点が近づきつつあると言えましょう。