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ゴルフニュース

塩原CC(栃木)民事再生法申請

倒産情報 2017/07/10

 「塩原カントリークラブ」の経営会社である㈱塩原ゴルフクラブは、平成29年7月7日に東京地裁へ民事再生法手続開始を申請し、同日保全命令を受けた。ゴルフ場の営業は継続し、名義書換も停止はせずに受け付けるとの事。自主再建型での再生を目指すとしている。
 同CCは、昭和44年4月に18ホールで仮開場、46年11月に27ホールで正式開場した。開場当初は1300名の会員を募集し、その当時の預託金額は20万円が中心のため、ゴルフ場に対して預託金返還請求がなされることがなく(市場価格>預託金額のため)、いわゆる預託金償還問題は顕在化しなかった。平成4年に25周年記念として預託金が1200万円、2400万円の会員を追加で募集。平成14年頃、償還期限が到来したが、ゴルフ場会社には返還原資がなく、預託金の10%を返還し残額については据置期間を15年延長する案を会員に提示。預託金債権の分割(200万円額面へ)も行っていた。そして、平成29年6月から追加募集会員の総額約3億4800万円の預託金償還期限が到来。これら会員に対する償還原資がなく、抜本的な再建を図るとして、今回の申立に至った模様。
 負債は、約11億円(うち預託金が約10億7302万円)。